歴史・スポット紹介|大宜味まるごと体験

歴史・スポット紹介

歴史・スポット編

大宜味村ってどんなところ? 疑問に応えるために大宜味に行ってきた!

人口3,200人ほどの小さな村ですが、楽しみ方は無限大
 やんばる山原の中心市である名護市からは約22km。
そのほとんどが山と海に挟まれた17の字の集落から構成されています。
一般的に知られている、大宜味村のキーワードは
「長寿の里」「芭蕉布の里」「シークヮサーの里」「ぶながやの里」ではないでしょうか?

 ところが、大宜味にはまだまだ知られていない旧跡、拝所などのスポットが満載。
歴史好きにはたまらない、歴史をちょっとだけ好きな人も大満足の
『大宜味村の歴史スポット』を取り上げたいと思います。

饒波(ぬは)のお宮

お祈りが捧げられる神聖な場所

饒波(ぬは)のお宮

村の中北部に位置する集落の饒波川流域に位置する集落の中央にある小高い森のなかに「唐ゆきのお宮」と呼ばれる氏神を祀っているところがあります。その昔、唐へ旅立った山原船が、帰りに季節風によって遭難するという悲しい事故がありました。饒波で最初につくられた船であったため、集落全ての人々が悲しみました。以後、犠牲者の霊をまつり、航海安全を祈って建立されました。今ではほぼ毎月、神人が中心となってお祈りが捧げられています。おだやかな塩屋湾を眺めながら、先人たちの悲しみに思いを馳せてみるのもまた違った大宜味を感じられると思います。

大宜味御嶽のビロウ群落

ぶながやが駆け抜ける?

大宜味御嶽のビロウ群落

大兼久側を上流へ行くと、約70本ものビロウの大木が群生する聖域が存在しています。1974年に県指定天然記念物に認定されたという立派で厳かな雰囲気の場所。 ビロウ群落にある御嶽で行われる年中行事ウガンプセーでは、神役らが一帯に縄をめぐらして人々の立ち入りや樹木を採ることを禁じます。一般の地元の人もあまり訪れない聖域、あたたかい春の日に訪れるとぶながやが元気に駆ける姿を見ることができるかもしれません。

ティサガ森の伝説

天才的な歌手の悲劇

ティサガ森の伝説

根路銘(ねろめ)海岸の背後にあるティガサ森には、悲しい伝承がのこされています。森の周辺には男神の天作、絶世の美女である玉鶴と天才的歌手の天鶴という女神が住んでいました。玉鶴の美貌に惹かれ妻に迎えた天作でしたが、気立ての良くない玉鶴に嫌気が差した天作は、いつしか天鶴のもとへ。夫を取られた玉鶴は嫉妬を感じて、美声を失う薬を入れたニガナ(ホソワバダン)の和え物を天鶴に食べさせました。すると、褒め称えられた美声は間もなく失われるとともに、さらなる迫害によって天鶴は悶死してしまいました。以後、根路銘では隔年ごとの旧暦3月3日に、地元の婦人がニガナの和え物をこしらえ、住民一堂で会食して天鶴の不憫な霊を慰めています。山原の美しい山に伝わる悲しい伝承ですが、そんなエピソードを知った上で訪れる大宜味の旅も一味違ったものになるのでは。

塩屋湾の絶景を望む神門

拝むと男の子の子宝に恵まれる!?

塩屋湾の絶景を望む神門
(はーみんじょー)

村内で最も人口の多い塩屋(しおや)。「塩屋湾のウンガミ」が有名ですよね。集落のほぼ中央に位置します。塩屋湾を望む丘の上に神門(はーみんじょー)と呼ばれ集落の中心となる拝所があります。勢頭屋(スリヤー)、仲屋(ナカヤー)、根神屋(ニガミヤー)の3つの門中の霊石が祀られており、旅立ち・旅帰りの祈願が行われています。ここには、男の象徴であるビジル神とされる白い石があります。拝むと男の子が生まれると評判なので、興味ある方も多いのでは?

田港の根謝銘屋

この世のはじまりは田港から??

田港の根謝銘屋

集落の草分けとされるニジャミ(根謝銘)には、世の中を創った神々が生まれた場所だという伝説があります。「その昔、田港の根謝銘屋(ニジャンヤー)の木の下に、天から女の神が降りて来た。次に男の神が折りてきて、「世を建てたか」と女に神に問うた。「まだできていない。私一人ではできない」と答えた女の神。「それでは…」と二柱の神は夫婦の縁を結び子どもを産みました。その後、子ども達は四方八方へ立身していきます。その結果、根謝銘にはいろいろな場所から人々が神御願にやって来ると云われています。どこの土地にも天地創生の神話伝承は残されていることもありますが、ここ大宜味からこの世のがはじまった、と聞くとぜひ一度訪れてみたくなりますね。

いかがでしたでしょうか?
地域に散りばめられた、豊富な神話伝承は、長い年月を経ても大切に守り伝えられています。
きっとあなたの心に響くエピソードもあったのではないでしょうか。
いわゆる、定番の観光情報では取り上げられない
『おおぎみの雄大な歴史を感じるスポット』気軽に出かけてみませんか?